ミレパ&岡田大「日本軍慰安婦像問題パネル展」
2021年4月12日(月)〜16日(金)
布施夢広場市民ギャラリー
映画「主戦場」東大阪上映会 2021年4月18日
万全のコロナ感染防止対策を施しての開催。
4回上映で合計161名の参加者。
東大阪が日本軍慰安婦・平和の少女像問題の最前線「主戦場」である
ことを、参加者の皆で共有できた。
映画の冒頭に、東大阪の姉妹都市グレンデール市のことが出てきます。また、日本会議のこともたくさん出てきますが、東大阪には枚岡神社に全国で最大規模の中河内支部の日本会議事務所がありますし、その他にも教育問題のことも映画には出てきますが、東大阪では野田市長の不正介入によって育鵬社が不当採択されるということもありました。このように、この映画の中で語られていることは東大阪と深い関わりがあることばかりですので、ぜひ東大阪の問題についても重ねて考えながら、この映画、ご覧いただきますと、より一層映画の意味を味わっていただけるのではないかとおもいます。
慰安婦問題というのが、河野談話や村山内閣以降、現在までのおよそ25年間の、日本の右傾化、戦前の日本へと退行してゆく時代を如実に映す象徴だということが、この映画ではわかりやすく語られていたとおもいます。
この10年間のアベ・スガ政権を支えてきたのは、この映画に登場した右派の人たちと同じような考えや妄想を持つ人たちだとおもいますが、残念ながら、この東大阪にも野田市長をはじめとして、同じような考えの持ち主たちが、少なからず暮らしています。
映画の中で、東大阪の教科書運動でお世話になった俵義文さんが、右派の勢力が「慰安婦問題、教育問題、防衛、憲法問題をセットにして日本を変えようとしている」とおっしゃってましたが、東大阪でも全くそれをなぞるような動きがこの10年のあいだ、続いてきました。わたしたちオール東大阪市民の会は、その動きに抗って、まず教育問題では育鵬社を不採択に追い込むことができましたが、次の闘いの場として、野田市長が執着してきた慰安婦像問題に取り組むことにしました。そして慰安婦問題について、偽りのない歴史認識をこの東大阪に浸透させることが必要だとの想いから、今日まさに、東大阪は主戦場だ!ということで、映画「主戦場」の上映会を開催いたしました。映画ご覧になったみなさんにもご理解深めていただけたとおもいます。
映画では東大阪の姉妹都市、グレデール市が出てきましたが、じつはさらに、東大阪では、もう一つの姉妹都市、ベルリン市ミッテ区で昨年設立された日本軍慰安婦・平和の少女像を巡って新たな慰安婦像問題が浮上しておりまして、スガ政治に追随する野田市長が、少女像の撤去を求めて、ミッテ区へ政治介入の書信を送るという暴挙をおこないました。この書信の撤回を求めてわたしたちオール東大阪市民の会は今後も野田市長を追及していきます。
アベ・スガ政治に追随するだけの野田市長の政治では、東大阪に本来あるべき市民主体の民主主義が歪められるばかりです。日本の縮図であるこの東大阪が変われば日本も変わるはずだと信じて、わたしたちオール東大阪市民の会は今後も取り組んでゆきますので、どうか引き続きご支援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
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